• 39 Views
  • 2025-03-31

年度内に予算成立、折衷案で暫定案回避 石破首相「熟議の国会」

米関税措置、WTO協定との整合性に懸念=外務省幹部

4月2日、外務省幹部は衆院経済産業委員会で、トランプ米政権による一連の関税政策を巡り、世界貿易機関(WTO)の協定違反か否かはWTOの紛争解決手続きを経て最終的に判断されるとした上で「今般の米国の措置については、わが国としてWTO協定との整合性に懸念を有しているところだ」と述べた。写真は国会。2021年5月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 31日 ロイター] - 2025年度予算が衆院本会議で再議決され、自民、公明、日本維新などの賛成多数で可決、成立した。教育無償化を柱とする折衷案で年度内成立にこぎ着け、景気に水を差しかねない暫定予算編成を回避した。

参院で修正された予算案が衆院の同意を得て成立するのは、現行憲法下で初めて。

石破茂首相は「熟議の国会らしい、政府と国会の役割がいかんなく発揮されたと言うこともできる。成立した予算の執行に誠心誠意、力を尽くしていきたい」と、官邸内で記者団に語った。

一般会計予算の歳出総額は115兆1978億円。衆院での再議決に先立ち、参院本会議で再修正した予算案を可決していた。

少数与党下での財政運営を巡り、予算成立後に記者会見した加藤勝信財務相は「引き続き、責任ある財政運営に努めていかなければならない」と述べた。